高麗工芸社ブログ
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国内最高水準の地金加工技術、業界最安値の加工料を実現
海外で買った金製品は安心か? 世界のホールマークについて
2024.11.19
海外旅行に行った際、ガイドさんにすすめられて購入した金製品。
「本物なのかどうか…」
心配になることはないでしょうか。
▼国ごとに異なる刻印(ホールマーク)
ホールマークは、国ごとでデザインや打刻の基準が異なります。
さらに、ホールマークが義務づけられている国と、任意の国があります。
▼日本では任意
日本でのホールマークは、任意です。
打刻されている場合のマークは、日本国旗とひし形。
ひし形のなかに書かれている三桁の数字は、純度を表しています。
▼海外のホールマーク
海外のホールマークは、バラエティに富んでいます。
▼イギリス
品位証明の発祥の国であり、4つの公的機関がホールマークを管理しています。
各機関が独自のマークを持ち、さまざまな情報が刻印されています。
▼フランス
フランスでは、過去に3回ほど、ホールマークが刷新されています。
現在の18金以上の金には、鷲の顔のデザインが刻まれています。
▼アメリカ
「数字(純度)+アルファベット」の組み合わせが基本です。
ただし、打刻制度が正式に始まった1906年以前の金製品には、刻印がありません。
▼中国
中国では純度に応じて刻印が異なり、K24相当の場合は「万足金」と刻まれています。
ただし、含有量が曖昧であり、純度も明確ではないことに注意が必要です。
信頼できる金製品を、海外で購入できることもあります。
しかし、注意を要する場合が多いもの。
安心して金製品を購入したい場合には、ホールマークを目安にするようにしてみましょう。