高麗工芸社ブログ

オリンピックでは、意匠を凝らした金メダルのデザインが毎回の話題になります。
現在開催されている「パリ2024 オリンピック・パラリンピック」の金メダルにも、知っておきたい秘密があるのです。

▼金メダルのデザイナーとは
2024 オリンピック・パラリンピックのメダルは、フランスの高級ジュエリーブランド「ショーメ」によってデザインされました。
ナポレオンの妻の王冠をデザインしたという歴史をもつショーメは、ゴールドの魅力を引き立てることに長けているブランドとして知られています。
オリンピックの金メダルでも、不規則に入ったラインが、純金の輝きをさらに引き立てているのです。

※写真はゴールドメダルのイメージ

▼エッフェル塔の鉄をリサイクル
今回のメダルの大きな話題といえば、メダルの表面にエッフェル塔の鉄があしらわれていることです。
各メダルには、エッフェル塔の鉄を使っているという鑑定書まで添えられているそうです。

▼純金がリサイクルされた例も
ちなみに、2021年に行われた東京オリンピックで使用された全てのメダルは、純金も含め、日本全国から集めたリサイクル金属で製作されました。
ただでさえ採掘総量が少なく、高い希少性がある「純金」。

使わないで持っているのではなく、工芸品などに形を変えて、いつでも楽しめるようにしたいものですよね。