高麗工芸社ブログ
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国内最高水準の地金加工技術、業界最安値の加工料を実現
「有事の金買い」とは
2023.06.12
●有事の金買いとは
「有事の金買い」という言葉を耳にしたことはありませんか。
有事の金買いとは、社会的・政治的な不安定要因が高まった際に、投資家が純金を買い求めることを指します。
例えば、戦争やテロ、大規模な災害や新型コロナウイルスによるパンデミックが発生したなどの際、投資家が純金を買い求める傾向がありますが、そのような社会、政治的な状況下では株式市場や債券、不動産などのリスク資産が下落することが多く、投資家がリスクヘッジのために「純金」をその投資先として選ぶことが多くなります。
●言葉の由来
「有事の金」の語源は、キューバ危機といわれています。
1960年代キューバ危機では核戦争が起こるのではという緊張感が世界的にに高まりました。
スイスでは核シェルターを家庭に建てるようになり、資産保全のため実物が残る「純金」が注目を集め、万が一の備えとしての「有事の金」という言葉が使われるようになったといいます。
●「有事の金買い」とはどのような状況か
また、政治的な不安定要因が高まった場合にも、純金の需要が高まることがあります。
選挙や政権交代の時期などにおいては、政治的リスクが高まる懸念を生み、投資家はリスクヘッジのために純金を買い求める傾向があるからです。
通貨価値の下落が懸念される場合にも、投資家が純金を買い求めることがあります。
通貨価値が下落すると、その国の経済的安定性が損なわれることがあり、投資家がリスクヘッジのために純金を選ぶことが多いのです。