高麗工芸社ブログ
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国内最高水準の地金加工技術、業界最安値の加工料を実現
商品としての「金地金」はどのような特徴がある?
2023.06.01
換金性に優れた金
金は延べ棒と呼ばれることがありますが、正式な呼称は「ゴールド・バー」と呼び、世界のほとんどの国で自由に売買されています。
不動産や株、債券などと比べて「換金性」に優れていることが、金地金の商品としてのひとつの特徴といえるでしょう。
ゴールド・バーに施される刻印
地金自体には保証書はありませんが、本物の証明は地金自体に印された刻印で証明されます。
刻印には、
1.重量
2.品位
3.精錬業者の刻印(マーク)
4.製造番号、などが表示されます。
とりわけ、ロンドン市場で公認された精錬業者の刻印のあるものは、グッド・デリバリー・バー(GDB)と呼ばれ、売買の際に世界の市場で通用することは、以前のブログでご紹介しました。
参照:金の国際ブランド「グッド・デリバリー・バー(GDB)」とは
商品としての「金地金」の特徴
ちなみに、金地金の品位は、日本では純度99.99%のものが取り引きされますが、金は長期間にわたって価値を保持しやすいという特徴があります。
歴史的にも金は安定した価値を持つとされていて、経済的な不安定時には投資先として金を選ばれる傾向があります。
他にも、金が容易に分割できることも、もうひとつの特徴といえるでしょう。
大きな金塊から小さな金の棒やコインに分割することができることで、必要に応じて部分的な売買や取引を可能にします。
このように、商品としての金地金は、国際的に通用する換金性、価値の普遍性、分割が可能なこと、などの特徴が商品としての金地金にはあるということができます。