高麗工芸社ブログ
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豊臣秀吉や奥州藤原氏 時の権力者たちが純金に魅せられた理由とは
2024.10.10
悠久の歴史の中で、純金は多くの権力者たちから愛されてきました。
「黄金の茶室」や「中尊寺金色堂」。
なぜ、彼らは純金に魅せられたのでしょうか。
▼「黄金の茶室」と豊臣秀吉
1585(天正13)年、豊臣秀吉は黄金の茶室を造らせます。
室内の随所に黄金をちりばめた、たいへん豪華な茶室でした。
「自らの権力や財力を誇示しようとした。」
秀吉が黄金の茶室を作った理由としては、こんな説が有力です。
しかし、仏教美術においては、壮麗多彩なものを美と見なす意識があります。
そのため、「黄金の豪華絢爛さを美意識として建造した」。
そんな指摘もあるのです
▼「中尊寺金色堂」と奥州藤原氏
さらに遡ること1124(天治元)年、藤原清衡によって建てられた金色堂。
その特徴は「皆金色」。
眩いほどの黄金によって、その全身が彩られています。
当時、清衡が一番に望んだことは、「平和な世の中をつくること」。
そのために、これまでの戦によって命を落とした人々の霊を慰め、弔おうとしたとされています。
純金にかけたその願いは叶います。
奥州藤原氏は、三代に渡って繁栄を続けていくのです。
純金の持つ美しく荘厳な光は、多くの権力者たちの心を魅了してきました。
そして今も、私たちの心を惹きつけてやまないのです。