高麗工芸社ブログ
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国内最高水準の地金加工技術、業界最安値の加工料を実現
5分でできる。純金と18金の見分け方
2023.05.08
純金(24金)で作られた製品と、メッキ加工や合金(18金など)とでは物質としての性質が異なります。メッキ加工が施された製品は、内側が金以外の金属で作られているため、純金と区別することが可能です。ここでは、自宅でできる純金製品(24K)とそれ以外との簡単な見分け方を3つ紹介します。
・刻印
純金製品(24金)とメッキ加工が施された製品は見分けが難しいことから、メーカーは製品に刻印を入れることが一般的です。
製品に刻まれた刻印を確認すれば、内部まで金でできた製品とメッキ製品の区別ができます。金製品の純度は24分率という基準で表現しますが、例えばK18は18カラットの金を表す刻印で75%の純金が含まれます。あえて色味を変えている金の場合は、K14PG(ピンクゴールド)のように、数字に続いて他のアルファベットがつくこともあります
・磁性
純金は極めて低い磁気的性質を持っているため、磁石を使用しても引きつけられません。
一方で、合金(例えば18金)には金以外の金属が含まれているため、磁石に少し引きつけられることがあります。しかし、この方法ですべての製品が見抜けるわけではありません。銀や錫といった磁石反応がない素材を選んで、金メッキを施している場合もあるからです。
・酸化
純金(24金)は酸に対して非常に不活性であるため、よほど特殊な溶液を使用しなければ変色はしません。一方、合金には純金以外の金属が含まれているため、酸を使用すると変色することがあります。純金が貴金属と呼ばれるのは、希少で高価である上に酸化などによって錆びないためです。
金属の酸化が進んでいるかいう基準も、純金とそれ以外の金属であるかを区別する一つの方法です。